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2024年6月27日

製造業の人手不足課題に応える!LINE経由の月間応募数が前年同期比5倍に成長

日総工産株式会社

熱量高いタイミングを逃さず応募促進、希望とマッチしたお仕事にその場でエントリー

製造業では工場で働くスタッフの人材不足が深刻化しています。特に現役主力層の高年齢化が進む中、業界の将来を担う若年層の働き手確保が喫緊の課題です。

日総工産様は工場専門スタッフ求人サイト「工場求人ナビ」を運営し、メーカーと求職者のマッチングに注力しています。MicoCloud導入により、LINE公式アカウントを通じた求職者一人ひとりの希望に合わせたお仕事提案を実現。LINE経由のお仕事応募数は前年同期比5倍に達しました。

さらに担当者との1to1コミュニケーションなど応募から入社までのフロー全体でLINEを活用し、求職者体験向上を目指しています。

日総工産の採用部長崎様に製造業の採用DXを加速するLINE活用術を伺いました。

日総工産株式会社
採用開発本部 採用部 採用戦略課
長崎 拓人様

課題
・製造業の採用難が続き、主力層の高年齢化が進むことから若手層の人材確保・魅力づけが重要に
・求職者は複数の人材エージェントとの比較を行い、短期間で入社の意思決定を行う傾向にあるため、スピーディーな採用フローが求められた
・メール・電話に抵抗のある求職者に対応するためLINEを導入したが、機能面の制限からお仕事応募用と個別トーク用アカウントが別々に存在していたことで、歩留まりが発生していた

戦略
・LINE登録時に求職者の希望条件×勤務エリアに応じた求人を提案するシナリオを構築。熱量が高いうちにメッセージを配信し、お仕事応募数をアップ
・常時2000名の求職者と100名以上の担当者間でやりとりを行うための、求職者ステータス設定オペレーションを改善
・お仕事応募と1to1専用のLINE公式アカウントを一つに統合することで、求職者の二度手間をなくし、一貫したコミュニケーションを実現

成果
・LINE上ですぐに条件にマッチするお仕事を提案し、自動でリマインド配信を行うフローを実現した結果、LINE経由の月間お仕事応募数は前年同期比約5倍に成長
・流入元別に顧客へタグが自動付与される機能を活用し、求職者対応までのタイムラグがゼロに

人手不足、特に製造業で働く若年層の減少が課題

―― 日総工産様の会社概要および「工場求人ナビ」の事業概要を教えてください。

長崎様:日総工産は製造業を中心とした人材派遣事業を展開する、総合人材サービス企業です。工場のスタッフやエンジニア等、メーカーで活躍できる人材を幅広く採用し、ご紹介をしています。弊社が運営する「工場求人ナビ」は「工場系のお仕事専門の求人サイト」です。工場の製造スタッフ、機械保全エンジニア等、全国各地にある工場で働く人材を求める企業と、お仕事を探す求職者をつなぐプラットフォームとして業界トップクラスの求人数を誇ります。

―― 製造業の人材採用における最大の課題は何でしょうか?また、求職者の志向や転職動向に変化はありますか?

長崎様:メーカー企業における最大の課題は人材不足、特に製造業で働く若年層が減っていることです。
コロナ禍中は、自動車・電子業界で部品供給の問題などから求人が一時的に減少していましたが、現在は徐々に復調しています。一方であらゆる業界で賃上げの動きが活発化していることから、製造業でも時給が上昇傾向にありますが、一方で採用基準も厳しくなっており、即戦力確保は重要課題です。

また、製造スタッフの高年齢化が進み、現在では平均年齢40歳前後というメーカーが多いです。職業選択の自由度が高まったことにより、若年層があえて製造業を選ぶケースが減っているため、各社 若年層獲得のニーズが高まっています。


採用開発本部 採用部 採用戦略課 長崎 拓人様

長崎様:求職者の動向としては、工場は夜勤やシフト制等、特に若い方は過酷なイメージを持つ方も多く、製造業離れが進んでいます。そして職場に求める条件に二極化が起きていると感じています。従来、「未経験から時給の高いお仕事につきたい」と望む方が多かったのですが、「プライベートを大切にしたい」「整った職場環境で働きたい」という働く環境を重視する方の割合も増えており、お仕事への価値観の変化を感じています。

また、転職時にはネット等での求人情報もあふれているため、大多数の方は複数の派遣会社の中から条件を比較して応募されています。そのため、日総工産としても求職者の負担が少なくお仕事応募から入社まで進んでいただける体験づくりが重要だと感じていました。

LINE経由の月間お仕事応募数は前年同期比の5倍を達成

―― MicoCloudによるLINE活用の目的と成果を教えてください。

長崎様:MicoCloudの活用目的は大きく2つあります。1つは「お仕事応募数の増加」、もう1つは「求職者との1to1コミュニケーションによる入社率の向上」です。

1点目の「お仕事応募数」について、月間お仕事応募数は前年同期比の約5倍の数値となっています。
応募数増加の背景には、テレビCMの放送などを通じた事業認知向上もございますが、LINE公式アカウント上で登録直後に自分の条件にマッチした求人を案内し、その場で応募できるフローを構築した点が功を奏していると思います。

従来は求職者の希望勤務エリア別に求人を配信するに止まっていたのですが、MicoCloud導入後はLINE登録直後にアンケートを活用し、職場に求める条件をヒアリング。回答後、求職者にマッチしたお仕事一覧をすぐに閲覧できるフローを実現しました。LINE登録直後のお仕事を見ていただいている瞬間は、求職者にとって最も熱量が高い瞬間です。その熱が冷めないうちに閲覧1時間後・1日後の2回、リマインド配信を行い、思い立ったそのうちに応募へ進む流れをつくっています。

求職者2000名と従業員100名の個別トークを実施 煩雑な設定不要で対応開始までのタイムラグがゼロに

長崎様:2点目の「求職者との1to1コミュニケーション」では、弊社ではLINE公式アカウントを通じて、常時2000名の求職者と100名以上の従業員の間で個別トークを行っています。

以前は、LINE公式アカウントに登録している求職者を27営業所・47拠点ごとに振り分ける設定を人の手で行っていたため、煩雑で手間もかかりました。また、弊社従業員も求職者との個別トークを行うたびにデータベースの中から氏名を検索してトーク画面を開く必要がありました。

MicoCloud導入後は、登録会時に求職者にQRコードを読み込んでいただくと、営業所・拠点のタグが自動付与されるオペレーションに改善。さらに権限分岐機能を活用し、従業員の画面上には担当する求職者とのトーク履歴のみが表示されるようになり、スムーズに個別トークを行うことが可能になりました。手動による設定が最小限となり、求職者対応開始までのタイムラグがなくなっています。

また、MicoCloudのマイページ機能で、ファイルのやり取りが求職者側からも分かりやすく管理できるようになっています。求職者に対してご紹介したいお仕事の詳細を書類で送付したりしているのですが、従来のツールではトーク画面を全て遡ってファイルを辿る必要がありました。一方、MicoCloudではマイページでいつでもファイルを表示できるUIなので、コミュニケーションのスピードや対応の質向上につながっていると感じています。

―― MicoCloud導入後、担当者様の業務にポジティブな変化はございましたか?

長崎様:私が担当しているお仕事応募数向上にむけた取り組みでは、これまで見えていなかった求職者の属性に合ったコンテンツへの理解が深まり、他媒体においても、その知見を活用できています。たとえば、LINEの求人配信で反応率が高い配信内容や訴求をみながら、求職者が強く求めている傾向を分析。メールマガジンの配信などといった施策を展開しています。LINEに加え他の方法も活用しながら、求職者に向けたコミュニケーション対応全体の底上げにつながっています。

求職者対応を担当する従業員からは「『対応済み』『未対応』といったステータスを管理できるためメッセージを閲覧しても見落としがなくなった」「テンプレート機能を活用して工場見学の日程調整や入社案内などのご案内をスピーディーに行えている」という声が上がっており、MicoCloudの活用により面接から入社までのコミュニケーションがスムーズになっていることを感じています。

一つのアカウントで求職者コミュニケーションを完結

―― 御社ではMicoCloud導入以前からLINE公式アカウントを運用されていました。当時、LINE活用をはじめた背景と公式アカウント運用時の課題は何でしたか?

長崎様:求職者との電話を中心としたコミュニケーションに限界を感じていました。
電話がつながる時間帯が限られることや、求職者のなかには面識のない相手と直接話すことへの心理的なハードルを感じる方も多いことから、求職者に負担のないコミュニケーション方法を探していました。

そこで、国内で多くの方々に利用されている「LINE」を活用することで、スムーズに連絡が取れるのではないか?と考え、2020年からLINE公式アカウントを運用しています。

当初、機能面の制約からお仕事応募専用と、担当者とのコミュニケーション用の別々のアカウントに分けて運用を行っていました。しかし、求職者には一度LINEに友だち追加いただいているにも関わらず、また登録会後に弊社の別アカウントに再登録する負担をかけてしまっていました。

どちらも「日総工産」という同じ会社のアカウントなのに、運用側の都合でアカウントを分けてしまい、求職者に混乱を招いていたかと思います。また、お仕事配信専用アカウントでは定期配信の設定等をしていたのですが、工数もかかり、配信内容の分析にまで手が回っていませんでした。

―― MicoCloud導入により解決できたポイントや、現在サービスの価値として感じていることを教えてください。

長崎様:MicoCloudは「LINEでのセグメント配信機能」、「1to1のメッセージ機能」の両方を実現できる、当社が理想とする機能を持ったLINEマーケティングツールでした。

LINE管理ツールは数多くありますが、配信する際のシナリオやターゲットも細かく設定でき、かつ、求職者との個別のやり取りもスムーズにできるツールとして最も適していたのがMicoCloudです。

工場求人ナビでは製造業のお仕事の魅力づけを行うため、寮の写真や職場の周りの環境を画像や動画で表現し、視覚的に分かりやすく仕事のイメージを伝えることを大切にしています。LINEで配信する画像デザインも重要な要素のひとつですが、仕事の魅力がより伝わるクリエイティブにブラッシュアップできており、お仕事応募数アップにも寄与していると感じています。

求職者ファーストを目指し、LINEで一気通貫したフローを構想

――「工場求人ナビ」の今後の展望と、その実現に向けたMicoCloudの活用構想をお聞かせください。

長崎様:今後の展望としては、求職者ファーストの体験づくりを進めてまいります。日総工産は弊社のサポートスタッフによる就業後サポートが手厚く、お仕事を紹介した求職者の3人に1人がリピーターとなるなど、自信をもっております。今後は「お仕事応募から入社前まで」の体験向上に注力し、求職者が自分にマッチする仕事と出会い、スムーズに入社まで進むことができるシステムづくりを目指したいと思っています。

そのために将来的にはLINEでお仕事応募から入社まで、すべてのフローをLINEで完結できるようにしたいと考えています。現状は、応募から面接予約までの間にWebサイトを経由する必要がありますが、LINEでストレスなくコミュニケーションが行えるよう、今後もMicoCloudを活用していきたいです。

 

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