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2022年3月9日

従業員専用の会社公式LINEで従業員の帰属意識upに貢献

株式会社ダイレクトマーケティングミックス

企業の営業マーケティングを支援する株式会社ダイレクトマーケティングミックスは、コールセンター事業、コンサルティング事業、人材派遣事業、BPOなどの事業を展開しています。そんなダイレクトマーケティングミックスでは、従業員専用の会社公式LINE「ReCrew(リクルー)」としてMicoCloudをご活用いただいています。

今回は、ダイレクトマーケティングミックス人事戦略本部人事戦略課の山崎様にMicoCloud導入後に得られた効果や実際の活用方法についてお話を伺いました。

株式会社ダイレクトマーケティングミックス 人事戦略本部人事戦略課
課長 山崎理香 様
馬渕日菜乃 様

営業×マーケティングでダイレクトにお客様と相対していく企業

Q.本日はありがとうございます。まずはダイレクトマーケティングミックスの事業内容について教えてください。

現在グループには5社の事業会社があり、コールセンター業務やフィールドセールス業務などを行うことにより、営業とマーケティングを用いて、クライアント様の収益最大化を実現する営業ソリューションプロバイダーです。

グループ内で一番規模が大きいのは株式会社カスタマーリレーションテレマーケティング(以下CRTM)で、私たちはCRTMを含めてグループ全体の人事を管轄している人事戦略本部に所属。主な業務内容は福利厚生や人材開発を通して、従業員が働きやすい会社づくりや従業員の能力を伸ばすにはどうしたらいいのかと考えて社内外に発信しております。

Q.MicoCloudを導入はグループ全体でご利用いただいているのでしょうか。

主な活用としてはCRTMで社内報の役割に9割程度、残りはグループ会社全体の女性社員用のコンテンツを運用するという2つの目的で、人事戦略本部のメンバー3名で運用しています。

従業員の帰属意識と一方的な情報発信の仕方に課題感を持つ

Q.MicoCloud導入前どのような課題感があったのか教えてください。

グループ全体で非正規雇用の従業員の方が多い業態であり、一番規模の大きいCRTMでの従業員の約半分はアルバイトや派遣社員のような非正規の方々で構成されています。その結果として、帰属意識がなかなか芽生えにくいことが人事の課題感としてありました。

情報共有の面ではチャットツールを使って部署の責任者から連絡を取っていますが、一方的なメッセージのやりとりだけになりやすく、会社からの思いや連絡事項をもう少し印象に残る形で伝えられないかと考えておりました。

Q.当時はどのようなツールを利用されていたのでしょうか。

元々、イントラネットを利用しており、画像をポスター風に作成して情報の周知をしておりました。そちらは、会社の中でしか見られないものになりますので、出勤もまばらなアルバイトや派遣社員の方々にオンタイムで会社の情報を見てもらったり、より会社のことを理解してもらったりするためにはどうしたら良いのだろうかと。

紙の社内報も運用がなくなっていっていく方針でしたので、イントラネットしかないとすると、人材派遣で社内にまったく来ない者もおり、そのような勤務をされている方々に会社のことを分ってもらいにくいという現状にありました。

複数機能を活用して自社に合わせた情報発信をLINEツールで実現!

Q.もともとは社内報やイントラネットを活用していたとのことですが、LINEを導入した経緯について教えてください。

社内では新卒採用チームが先にLINEを導入しており、就活内定者や就活検討中の者以外でもLINEを使えるのではないかと話題が出たのと同時に、グループ会社の中からSNSサービスのショートメッセージを送るサービスが非常に便利だという話が上がってきました。

従業員に連絡を取るのみであればショートメッセージも手軽ですが、ビジュアル的にも訴えかけられるようなLINEのサービスの方が伝わりやすいのではないかと。LINE自体の世の中の普及率も考えて、より多くの従業員に閲覧してもらえるのではないかという点でLINE導入の後押しになりました。

Q.その中でLINEツール「MicoCloud」を導入しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

すでに利用しているイントラネットで共有している情報をそのままLINEで見れるようにしたいのが大きかったですね。リッチメニューやアンケート機能はもちろん、会社の周辺情報の発信などのライトな発信など、とにかくやりたいことが多かったため、LINEツールの導入は必須だろうと初期段階から検討していました。

社内では新卒採用の部署でMicoCloudの活用実績があり、運用に関して理解している社員がいること、価格もリーズナブルだったことが導入の決め手となりました。

Q.社内向けのLINE活用ということですが、MicoCloud導入後はどのような施策を打ち出しているのか教えてください。

弊社では従業員専用の会社公式LINE「ReCrew(以下、リクルー)」と命名し、まずはリッチメニューを活用して、会社側が従業員に見てもらいたい情報をメニューに盛り込みました。リッチメニューはグループ会社「CRTM」タグと、グループ全体の女性社員向けコミュニティ「kirari」タグの2種類を設定しています。

メニューをクリックすると福利厚生の説明に飛べるようにしていたり、FAQではお給料がいつ出るのかなど、会社では忙しくて聞けないという方にも疑問が出たとき自宅でゆっくり見れるような情報を盛り込みました。

さらにいうと、リッチメニューには「マイページ」というボタンを設置して、クリックするとWEBページに飛ぶように自社でオリジナルに作らせていただきました。このマイページにログインすると給与明細や有給休暇の所持日数、オペレーターさんの成績など、個人情報を閲覧できるようになっており、リッチメニューの中では一番視聴率が高くなっています。

ちなみに、産育休中の従業員も社内の情報を共有や休職中のFAQを確認することができるため、些細な不安の払拭をして復帰のためのサポートにも活用中です。

Q.基本的にはリッチメニューをメインに使っていただいてる形ですか。

当初はリッチメニューをメインに活用していましたが、現在は情報配信をして従業員をいかに巻き込むかに重きを置いています。というのも、従業員専用の会社公式LINEといっても登録の強制はできないため、任意登録で運用していたところ、どうしてもアルバイトや派遣社員の方々の登録率が伸び悩んでいたためです。

まずは登録率を上げることを目的に、リクルーに登録している方のみ応募できるプレゼントキャンペーンを実施しています。応募者数は第1回目は総額10万円のプレゼントが当たるキャンペーンで約440名、去年の10月には総額30万円に引き上げたところ800名以上の応募がありました。

キャンペーンはただ単にプレゼントを配るだけではなく、アンケート形式にして従業員からの情報収集としても活用しています。従業員にとっては、回答する際に仕事や会社のことを振り返るきっかけ作りにしたいという意図もあります。そうすることで、非正規雇用の方でも少しずつ会社への帰属意識、エンゲージメントが上がり、会社と従業員にとってwin-winなイベントになっていると感じています。そのため、こちらは今後も実施していく予定です。

キャンペーン実施後にタップ率UP!会社について知るきっかけにも

Q.従業員の帰属意識と一方的な情報発信という課題感について、MicoCloud導入後の変化はありましたか。

離職率や従業員満足度はさまざまな施策を取ってるため、MicoCloudのみでの評価は難しいところもありますが、活用という意味ではリクルーの社内認知度が徐々に上がってきたことで正社員は入社後にほぼ100%、アルバイトの方でも80%、派遣社員の方はだいたい40%ほどが登録してくれています。

リクルーのタップ率に関しては、キャンペーンの実施後にその他のタップ率も上がるため、回数を重ねるごとに従業員がさまざまなメニューを見て、会社の情報を知ってもらうきっかけ作りになっていると思います。

自社に合わせて細部までカスタマイズできるのがMicoCloudのメリット

Q.MicoCloudの機能面やサポート面について、メリット(良い点)に感じてもらっていることがあれば教えてください。

機能面については、アンケートと自動応答は非常に便利だと思います。先ほどの施策でもお話しましたが、LINEフォームを使ってプレゼントキャンペーンや従業員へのアンケートなど幅広く活用させてもらっています。自動応答については従業員がリッチメニューのクリックではなく、LINEにテキストを直打ちすることがあるため、例えば「マイページ」と直打ちしてもメッセージで案内が入ってくるように設定してもらっています。

MicoCloudの担当者の方には、わからないことがあればすぐに相談させていただいており、おそらく我々は他社様と比べてカスタマイズがより複雑になっていると思うのですが、その点についても細かくサポートしてくださるため非常に助かっています。

従業員専用の会社公式LINEとして企業で働く楽しさや個人の成長にも働きかける

Q.最後に、今後はMicoCloudをどのように運用していきたいとお考えですか。

最近、社外で勤務している従業員が増えてきており、遠方地で出向しているメンバーには社内の情報が入りにくく、アンケートを実施すると「孤独感がある」と回答が見られます。
その辺りについても、従業員専用の会社公式LINE「ReCrew」を活用することで従業員が孤独を感じることなく、会社への帰属意識を持ってもらえるようにしたいですね。

さらに、アルバイトや派遣社員の方について「非正規だからエンゲージメントがあげられない」と諦めるのではなく、うちの会社に入った楽しさや成長などを感じるための手助けになるツールにしたいと考えています。

本日は貴重なお話をありがとうございました!

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