最終更新日:
人材紹介・人材派遣などの人材業界で「LINE公式アカウント」の活用が進んでいます。
人材業界では、少子高齢化による労働人口減少などの影響や職業紹介事業所の増加※により人材獲得競争の激化しています。
本記事では、人材業界におけるLINE活用のメリットやLINE公式アカウントの活用方法などを紹介いたします。LINE公式アカウントを活用して個別相談の対応・要望に合わせた求人情報の告知・アフター営業など様々な形で、求職者から信頼され、選ばれる人材サービスとなる参考になれば幸いです。
目次
LINE公式アカウントは人材紹介や人材派遣など、人材業界の課題解決に活用できます。主なメリットは以下の通りです。
人材業界ではメールで求人情報を送ったり、お問い合わせ対応をすることが多いのではないでしょうか。一方で、メールは迷惑メールフォルダに入ったり、他のメールに埋もれたり、そもそもメールを開かないことも増えています。
LINEは求職者が日常的に利用するアプリであり、ブロックされない限りはメッセージが届きます。また、プッシュ通知機能がありメッセージが届いたことに気づきやすい点も特徴です。
求職者との連絡はこれまで電話やメールが主体でしたが、電話は出る時間も場所も制限され、メールも開封しないことが多いという課題がありました。
LINEは求職者と1:1でコミュニケーションを取れるチャット機能を実装しており、好きなタイミングでお問い合わせや相談などのコミュニケーションを気軽に取ることができます。そのため、求人の案内や面接の日程調整をスムーズにおこなうことができます。
LINE公式アカウントには、人材業界で活用できる顧客管理機能があります。以下のようにLINEチャット機能を用いることで顧客管理ができます。
LINE公式アカウントの一斉配信では、友だちの属性に絞り込んで配信する機能が備わっています。
デフォルトで絞り込むことができるのは「友だち期間」「性別」「年齢」「OS」「居住エリア」です。例えば、大阪居住の20代女性に配信先を絞り、適切な求人を配信するということができます。
人材業界においてよく使われるLINE公式アカウントの機能を紹介いたします。主に使われる機能は、メッセージ配信、チャット機能、リッチメニュー、自動応答メッセージなどです。
LINE公式アカウントの主な機能で、友だちに対して求人情報などのメッセージを一斉配信できます。メッセージの配信先は、「すべての友だち」と配信対象を絞った「絞り込み」を選ぶことができ、用途によって使い分けが可能です。
例えば、イベント開催の連絡であればすべての友だちに対して一斉配信を、求人案内であれば配信対象を絞り込むことで反応率アップを見込むことができます。
▼関連記事
LINE公式アカウントのセグメント配信とは？絞り込み手順や成功事例を紹介
リッチメニューは、トーク画面下部に固定表示される画像付きのメニューです。各ボタンには、求人情報や企業情報へのリンクを設定することができます。
例えば、求人検索、新着求人、お問い合わせ、面談申し込みなど、ユーザーにとってもらいたいアクションを促すことができます。ユーザー視点でもWebサイトなどに遷移して情報を探すことなく、簡単にアクセスすることができるため、利便性向上につながります。
▼関連記事
チャットは、求職者と1:1でトークする機能です。他の友だちにメッセージを読まれることがないため、面接の案内や面接予約、選考結果などの連絡に向いています。
LINEはメールや電話よりも反応率がよく、面談率向上などの効果を期待できます。
▼関連記事
LINE公式アカウントのチャットの使い方や成功事例を徹底解説
応答メッセージは、あらかじめ設定したキーワードに反応して自動でメッセージを送信する機能です。
例えば、時間外のお問い合わせに対して翌日に回答する旨を連絡しメッセージが届いているかの不安を払拭したり、よくある質問を自動で回答するように設定すると業務効率化ができたりすることができます。
▼関連記事
LINE公式アカウントで自動返信ができる「応答メッセージ」の設定方法
以上、人材業界でよく使われる機能を紹介いたしました。
人材業界におけるLINE公式アカウントの使い方をイメージを紹介いたします。
LINEでやり取りをするためには、友だち登録してもらう必要があります。例えば、SEOや広告経由でWebサイトに訪問したユーザーに対してLINE登録を促すことも効果的です。
ユーザー一人ひとりに適した情報を提供するには、希望条件を知る必要があります。例えば、希望職種、転職希望時期などの条件を回収します。
例えば、友だち追加してもらった求職者に対してチャットでヒアリングする、アンケートを送付するなどして、希望条件を回収します。
希望条件にあった求人を紹介するには、以下のようにメッセージを送ります。
求職者の希望条件に答える形で案内ができれば、反応率アップを期待できます。
求職者からお問い合わせや相談がある場合は、1:1チャットで対応可能です。電話ですと対応できる時間が限られていることや、メールは見逃しがある点において面談予約率が下がっている可能性がありますので、LINEを活用して丁寧にコミュニケーションをしていきます。
面談の日程調整も1:1チャットで気軽に調整ができます。また、面談日程の前日にリマインド配信をおこなうことで、当日の面談キャンセル率を改善することも期待できます。
人材業界においては、内定がでたあとにもやりとりが発生します。そのやり取りにおいてもLINE公式アカウントを活用することで、スムーズに進めることができます。
以上のように、人材紹介などの業界におけるフロー全体においてLINE公式アカウントが活用されています。
実際にLINE公式アカウントを使った人材募集はどのように行われ、どのような成果を出しているのでしょうか。
LINE公式アカウントサポートツール「MicoCloud」を活用した導入事例をご紹介します。
日総工産様は工場専門スタッフ求人サイト「工場求人ナビ」を運営し、メーカーと求職者のマッチングに注力しています。MicoCloud導入により、LINE公式アカウントを通じた求職者一人ひとりの希望に合わせたお仕事提案を実現。LINE経由のお仕事応募数は前年同期比5倍に達しました。
さらに担当者との1to1コミュニケーションなど応募から入社までのフロー全体でLINEを活用し、求職者体験向上を目指しています。
▼導入事例
製造業の人手不足課題に応える！LINE経由の月間応募数が前年同期比5倍に成長
メーカー専門の転職エージェント「タイズ」様。近年、求職者の行動変容に合わせて、キャリアアドバイザーからの新たな連絡手段としてLINEに着目し、さらに人材業界向け業務管理システム「PORTERS」と「MicoCloud」を連携しました。
その結果、業務管理システム上の求職者情報をMicoCloudに連携し、LINEで最新状況を踏まえたアドバイスが可能になるなど、求職者に寄り添うスピーディーな応対が実現できたといいます。
▼導入事例
業務管理システムとの連携で、LINEを含む異なるチャネル間のステータス管理とCRMを実践
看護師を対象にした人材紹介事業「ナースキャリアネクスト」を展開する株式会社ナースステージ様では、多様化する転職希望者のニーズに応えるために、LINEチャットを活用したマーケティングツールのなかでも、1to1のコミュニケーションのUIに優れ、一元管理しながら各担当者への振り分けも可能なMicoCloudを導入しました。
同運用によって、CA（キャリアアドバイザー）が集中すべき案件と、マーケティング部でフォローする案件との棲み分けが明確になり、メールと比較して10倍に増加したLINE経由の問い合わせを存分に活用できるようになったといいます。
▼導入事例
求職者のLINEクリック率がメールの10倍！人材企業が絶対に活用すべき1to1コミュニケーション設計
人事領域人材のキャリア形成をバックアップするマッチングプラットフォーム「人事プロパートナーズ」を運営する株式会社Hajimariでは、従来より登録者とのコミュニケーションにLINE公式アカウントを活用していました。
しかしユーザーからアクションを受けるまでは個別のチャットができないという仕様や、セグメントできるタグの量の限界といった問題に直面し、LINE公式アカウントを十分に活用できていなかったそうです。
MicoCloud導入後は、標準機能では利用できなかったさまざまな分析・管理の機能を活用。
セグメント配信を活用した一斉配信が大きな成果に繋がりました。コンバージョンポイントをメールアドレスでの会員登録からLINEの友だち追加に切り替えた効果とあわせて、CPAを大幅に圧縮。その結果、CVRが約2.5倍までアップする成果を出しています。
▼導入事例
ワークスタイルに合わせ、時短勤務や子育て中の方向けの厳選された求人情報を提供する「QOOLキャリア」を展開する株式会社QOOLキャリア。
以前はメールで行っていた求職者との連絡に必要な膨大な人的コストが課題だったといいます。
MicoCloud導入後、コミュニケーションが最適化され人的コストを大幅に削減。同時に登録フローがLINEに移行したことにより、求職者の心理的ハードルが下がり、離脱率が大きく改善されました。
さらに情報収集の自動化が行われた結果、効率のいい求職者の情報収集が可能となり、高精度のマッチングが実現しています。
▼導入事例
候補者の登録の心理的ハードルが下がり、面談実施までの離脱がゼロに
LINE公式アカウントの機能を最大限に活用するためには、人材業界で活用されている他のツールとのデータ連携が重要です。
例えば、人材紹介・派遣特化型の管理システムとデータ連携することで、求職者の会員ステータスと連動したLINEのメッセージ配信も可能です。
また、データ連携することでマーケティング部署からキャリアアドバイザーまで、求職者の情報が分断されることなく、一貫した顧客対応を実現することができます。
管理システムとLINE公式アカウントを連携するには、LINE拡張ツールが必要です。弊社が提供する「MicoCloud（ミコクラウド）」もLINE拡張ツールとして人材業界に幅広く利用いただいています。
LINE公式アカウントの拡張ツール「MicoCloud」は、人材業界において多くの企業様にご利用いただいております。人材業界でよく利用される主な機能をご紹介いたします。
MicoCloudは、データ連携機能が備わっています。業務管理システムとの連携により、会員ステータスに適した配信を実現します。
また、データを連携する手段としてAPI、CSV、データ連携ツールなどを用意しており、実装までのコストやスケジュールに合わせて柔軟にご提案いたします。
MicoCloudは、友だちの流入経路分析やアンケート、業務管理システムとのデータ連携など、さまざまな顧客データを収集・管理機能を備えています。これらの顧客データをもとに、LINE公式アカウント単体よりもより細かなセグメントを作成し、コミュニケーションに活用可能です。
例えば、会員登録後の方には会員用リッチメニューを表示、会員登録がまだの方には入会キャンペーンの訴求をリッチメニューに表示することができます。
人材業界では複数のキャリアアドバイザーが求職者対応をおこなっているかと思います。MicoCloudは、一つのLINE公式アカウントで複数のメンバーが顧客対応するのに便利な機能が揃っています。
これらの機能により人材業界のビジネスに適したLINE公式アカウントの運用を実現可能です。
人材業界では、何よりも求職者との高レスポンスかつ親密なコミュニケーションが重要です。
なかなか電話に出られない、メールが迷惑フォルダに入るなど、従来の手段が抱えていた問題は、LINE公式アカウントの活用で多くが解決されています。
LINEは若年層の利用率が高く、レスポンスしやすいツールである事から、人材業界におけるコミュニケーションツールとして非常に優秀です。
LINE公式アカウントならばユーザーごとの動向を情報として蓄積し、今後のプロモーションにも活用できます。人材業界における集客改善、CVR向上などをご希望の方は、ぜひLINE公式アカウントの活用をご検討ください。
Micoworks株式会社
ビジネスマーケティング部 Director
大手Web制作会社にてチーフデータアナリストとして、DMPの構築および活用支援、広告運用の業務に従事。マルケトではシニアビジネスコンサルタントとして業種業界を問わず、大手企業から中小企業まで、MAツールの導入や戦略構築支援を行う。 その後、複数の事業会社で大規模カンファレンスの企画運営や、オウンドメディアの構築などのマネジメント、アジアパシフィック地域のマーケティング戦略立案や広報活動など幅広い業務を経験し、現在に至る。
成長企業から大手企業まで
様々な業界の企業が活用中
"MicoCloud"を提供する"Micoworks株式会社"は、
LINEヤフー株式会社よりテクノロジーパートナー、セールスパートナーの認定を受けています。
BOXIL SaaSセクションLINEマーケティング部門 1位受賞
BOXIL掲載ページはこちら >
スマートキャンプ株式会社が今最も評価されているSaaSを表彰する「BOXIL SaaS AWARD2024」※においてBOXIL SaaSセクションLINEマーケティング部門1位を受賞しました。
無料デモ体験
価格について