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BOXIL SaaSセクションLINEマーケティング部門 1位受賞
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LINEが中小企業や店舗向けに提供していたコミュニケーションサービスの「LINE@(ラインアット)」。現在「LINEカスタマーコネクト」や「LINEビジネスコネクト」とともに「LINE公式アカウント」に統合されています。
企業や店舗がユーザーと気軽にやりとりできるLINE公式アカウントには、さまざまな機能が備わっています。なかでもアンケートは、人気の機能です。
選択形式や自由記述形式でユーザーの興味関心を聞き出せるアンケート機能は、どのように作成するのでしょうか。当記事ではアンケートの作り方から配信方法、また活用事例までを解説します。LINE公式アカウントの開設・運用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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ぜひご覧ください。
目次
2019年4月に、LINE@ はLINE公式アカウントに統合されました。これにより、LINE@ のアカウントはLINE公式アカウントにサービスが移行されています。
統合する以前は、下記のようにすみ分けされていました。
しかし、統合されたことによってLINE@の制約が取り払われ、より自由に活用できるようになったのです。
LINE@もLINE公式アカウントも送信可能なメッセージの数で、プランと料金が設定されています。LINE@の料金体系は4種類でしたが、LINE公式アカウントは3種類とシンプルで、月額料金は少しリーズナブルになりました。
月額料金無料で最大1,000通のメッセージを送れるフリープランもあり、誰でも気軽に始められます。また、LINE@では有料であった動画や音声のメッセージも、LINE公式アカウントは月額料金内であれば無料で送信可能です。
ちなみにこの統合ではLINE@だけではなく、API型公式アカウント、ビジネスコネクトアカウント、そしてカスタマーコネクトアカウントもLINE公式アカウントに集約されました。
LINE@のサービス移行は2020年1月で終了していますので、これから始める方はLINE公式アカウントから新しいアカウントを作成しましょう。
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LINE@の時代から、LINE公式アカウントに統合された現在まで、LINEのアンケート機能をマーケティングに役立てている企業は珍しくありません。企業や自治体などで幅広く活用されているLINEアンケートの成功事例を紹介します。ぜひマーケティングの参考にしてください。
引用:佐久市ツイッター
長野県佐久市はLINEだけではなく、TwitterなどSNSから情報を積極的に発信しています。2022年、佐久市のシンボルである「鯉」をモチーフにしたキャラクター「佐久の鯉太郎2(仮称)」のデザインアンケートをLINEアンケートで実施。その結果、7月7日~10日までのわずか4日間に1,665件もの回答があり、最も投票数が多かったデザインに決定しました。
この佐久の鯉太郎のデザインは、2012年に誕生した熱気球のデザインに用いられる予定で、2022年の夏にはクラウドファンディングも企画されています。誰もが気軽に投票できるLINEアンケートだからこそ、これだけの回答が集まったのかもしれません。
10代から40代と幅広い世代の女性から指示されているコスメブランドの「ヒロインメイク」。同ブランドを展開している株式会社伊勢半のコーポレートブランド・KISSME(キスミー)も公式LINEアカウントを活用しています。
2021年11月の1か月間にはLINEで友だち登録→アンケートに回答してくれたユーザーに対して「第3のマスカラ(ミニサンプル)」をプレゼント。プレゼントを9,800個も用意していた大々的なキャンペーンが話題を呼び、成功を収めました。ユーザーからのリアルな声を集められるだけではなく、自社商品の認知を拡大できる有効な事例です。
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LINE公式アカウントにはない機能なのですが、LINE連携ツールを使用するとアンケート結果を友だち一人ひとりにタグ付けすることができます。
たとえば塾やスクールの場合、友だち登録してもらった瞬間にアンケートに答えてもらうことで、エンドユーザーのお子様の年齢・地域・苦手教科などを把握できます。その回答によって、その後の配信やメニュー画面の出し分けができます。
こうすると、エンドユーザーの方からすると「自分に合った情報が届く」ことになるので、反応率が上がります。
LINE公式アカウントの基本的な機能は以下の8つです。
また、統合こそしたものの、LINE公式アカウントはLINE@の機能を多々引き継いでいます。ユーザーからの意見や興味・関心を調査するアンケート機能も、「投票機能」「リサーチ機能」としてLINE公式アカウントに備わっています。
ここからはまず基本的なアンケートの作成のやり方を順番に紹介します。
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まずはLINE公式アカウントにログインしましょう。「ホーム」の左側「ツール」の▼をクリックすると「リサーチ」が出てきます。こちらを選びましょう。
画面右上にある、グリーンの「作成」ボタンをクリックします。
を入力します。リサーチ期間は未来の日付を入れましょう。「リサーチの範囲」を詳細に記入すると、ユーザーもアンケートの趣旨を理解して回答しやすくなります。
続いて紹介ページの設定です。基本設定の下部に設定画面が出てきます。紹介ページとは、分かりやすく言えばアンケートを取ろうとしている人のプロフィールを紹介するページです。
アンケートに回答する前のユーザーには、紹介ページが表示されます。ユーザーからの信頼を獲得するためにも、紹介ページの情報は充実させたほうが良いでしょう。
項目は
の4つです。
任意ですが、信頼性を高めたい場合は「お問い合わせ先を表示する」と「同意を得る」の2つにチェックを入れます。
会社・事業者名と電話番号、規約文が掲載されたWebサイトのURL欄が表示されるので、詳細を入力しましょう。規約文は自分で手入力することも可能です。
サンクスページには
の2項目を記入可能です。
回答者にお礼を配布するときには、クーポンを選択し、お礼のメッセージを記入してください。サンクスページを設けることによって、アンケートの回答率は高まります。
ここまでの入力が完了したら、「次へ」をクリックします。ここまででアンケートの基本設定は完了です。次のページからはいよいよ質問項目の設定に移っていきます。
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実際にユーザーに回答してもらう質問内容は、LINE公式アカウントで自由に設定することができます。作成したLINEリサーチは下書き保存も可能ですので、じっくり考えたいときには一度保存しておきましょう。
ここでは質問の設定方法を解説します。
1.質問設定をする
回答者の属性を明確にすることで、より詳細なマーケティングが可能となります。
「ユーザー属性」の種類は「性別」「年齢」「居住地」の3つです。いずれも「テンプレートを使用する」と「選択肢を作成する」のどちらかを選択できます。テンプレートを用いると性別や年代、都道府県が自動で設定されるため、大変便利です。
2.自由形式で質問を決める
「Q1」から「選択」をクリックすると「回答形式を選択」が出てきますので、単一回答または複数回答のいずれかを選びましょう。ここではまず「単一回答」を選びます。
質問内容とともに、選択肢を入力していきます。この選択肢は最大10個まで追加可能です。
3.複数回答の質問を設定する
複数質問を設ける際には、左下にある「+質問を追加」ボタンをクリックしましょう。また、単一回答か複数回答のいずれかから選択するところから始めます。次は「複数回答」を選択してみました。認証済みアカウントであれば、単一回答・複数回答に加えて「自由記述」を選択できます。テキストでの意見を募りたい時に、大変便利です。
複数回答も基本的な入力のやり方は単一回答と同じです。複数質問は最大10個まで設定することができます。
4.保存完了
すべての質問項目を入力し、「保存」をクリックするとホーム画面に入力したアンケート内容が保存され、配信可能になります。アイコンをクリックすると編集画面に飛んで、編集することができます。
予約した配信時間になると、指定したユーザーに対して一斉にアンケートが送信されます。配信時間の直前まで日時は変更可能です。
また、作成したアンケートは以下のメッセージタイプでも送信できます。
反対に、以下のタイプのメッセージでは送信することができません。
ユーザーには以下の画像のようにアンケートが配信されます。この画面は編集のプレビュー画面からも確認できます。
リサーチ結果については、LINEリサーチ画面の「ステータス」から進捗を確認可能です。配信前は「配信可能」、配信期間中は「リサーチ期間中」、終了後は「リサーチ期間終了」と表示されます。
気になるアンケート結果については、LINEリサーチ画面の「リサーチ結果」からExcelをダウンロードして確認します。ただし、以下の条件に当てはまる場合、結果を確認できず、ダウンロードもすることはできません。
友だち登録が少ない場合は、回答数が20件に達しないおそれがあります。少しでも回答率を上げるためには、普段から積極的に友だち登録をしてもらうように呼びかけましょう。また、プレゼントを設定したり、SNSでアンケートの実施を告知したりするのも効果的です。
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アンケートを実施する以上、一人でも多くのユーザーに回答してもらい、有益な結果を得たいものです。そのためには、アンケートの設計にも工夫が求められます。ここからはアンケート作成時に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
有益なアンケート結果を得るためには、ターゲットを明確に設定して配信することが重要です。例えば、女性向けの新商品の企画を検討しているのであれば、おのずと回答者は女性に絞られます。また、東京都内のイベントを計画しているのであれば、回答者は東京都在住のユーザーがふさわしいものです。
アンケートを配信するためにはアンケートの意図を明確にして、ターゲットを絞り込んでいきましょう。ただし、回答者を絞り込み過ぎて20以上の回答を集められなかったということがないように、普段からLINE友だちを獲得しておくことが重要です。
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質問設定をする際には、簡潔でわかりやすい質問文にしましょう。アンケートへの回答は多少なりとも時間を要する作業であり、あまりに長文の質問文が続くと離脱されてしまいます。目安としては10秒で回答できる質問設計が理想です。
LINE公式アカウントでは、最大10の質問を設定することができます。しかし、無理に10個設定するよりも、本当に聞きたい項目のみに絞り込むことをおすすめします。
また、LINEアンケートは匿名回答も可能です。素性を明かしたくないユーザーの存在も考えられるため、匿名回答を許可して回答のハードルを下げましょう。
回答するメリットの有無によって、ユーザーの回答率は大きく変動します。メリットを感じてもらうためには、やはりサンクスページの設定がおすすめです。LINE公式アカウントではオリジナルのクーポンを作成して、回答者に配ることができます。
サンクスページの設定によってアンケートの回答率向上や、自社の利用促進に効果的です。サンクスページを設定するときにはお礼のメッセージの内容にもこだわると、誠意が伝わってファンが増えるかもしれません。
LINE公式アンケートを上手に活用すると、ユーザーからの意見を集められるだけではなく、商品の認知を拡大できます。集約した意見をもとに新商品を企画したり、従来品の改善を試みたりできる点もアンケートの特長です。
しかし、そんなLINEアンケートも一定の回答数が集まらなければ、結果を確認することができません。有益な情報を集めるためにはまずLINEアカウントの活用を見直して、LINE友だちを増やしていきましょう。
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LINE@はLINE公式アカウントに統合されましたが、アンケート機能はほぼ変わりなく活用することが可能です。ユーザーがアンケートに回答する機会を設けることで、自社の存在を身近に感じてもらい、ファンを増やすことができます。
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ビジネスマーケティング部 Director
大手Web制作会社にてチーフデータアナリストとして、DMPの構築および活用支援、広告運用の業務に従事。マルケトではシニアビジネスコンサルタントとして業種業界を問わず、大手企業から中小企業まで、MAツールの導入や戦略構築支援を行う。 その後、複数の事業会社で大規模カンファレンスの企画運営や、オウンドメディアの構築などのマネジメント、アジアパシフィック地域のマーケティング戦略立案や広報活動など幅広い業務を経験し、現在に至る。
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