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LINE公式アカウントの「ショップカード」機能は、LINEアプリ上で簡単に発行・管理できるデジタルのポイントカードです。割引クーポンなどリピートにつながるゴールの達成特典を用意して、再来店・購入を促すことができます。
この記事では、LINE公式アカウントのショップカード機能の概要や作り方、配布方法、活用事例まで解説します。
目次
LINE公式アカウントの「ショップカード」とは、LINE上で発行・管理できるデジタルのポイントカードのことです。紙のポイントカード同様に「ポイントの付与」や、ポイントを貯めた「特典」としてクーポンや商品プレゼントを設定することができます。
ショップカードはリピーターを獲得したい飲食店や小売店、クリニックなど店舗をお持ちのビジネスで利用されています。
また、ショップカードは店舗だけでなくオンラインでも利用可能です。例えば、ECサイトで商品を購入時にポイントを付与したり、SNSでショップカードを配布するなど、オンオフを超えて利用することができます。
LINE公式アカウントの料金プランは3つありますが、ショップカード機能はすべての料金プランにおいて無料で利用可能です。無料で使えるコミュニケーションプランでも利用できますので、ショップカードだけを使うということもできます。
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LINEショップカード機能を利用することでお店はどのような恩恵を受けられるのでしょうか?ショップカードの便利な機能をご紹介します。
ショップカード機能ではポイント付与用に用意したQRコードをユーザーが読み込むと自動的にポイントが付与されます。QRコードは印刷して利用可能で、例えば、レジ横にQRコードを設置し、商品購入のタイミングでユーザーのスマートフォンで読み取ってもらいポイントを付与するという使い方ができます。
また、不正利用防止のため、1日のポイント取得を制限することができます。
ポイントを一定数ためたユーザーに対して、特典を設定することができます。特典の内容は自由設定可能で、10%割引、1ドリンクサービスなどを設定できます。
他にも1回の来店でどれくらいのポイントを付与するのか、何ポイント貯まったら特典を提供するのかなど、さまざまな項目を設定可能です。
ショップカードを表示させるリンクをトーク画面の下部に固定表示されているリッチメニューに設定することができます。ユーザーは会計時に財布を開くことなく、LINE公式アカウントのトーク画面を開くだけでショップカードを利用できるようになります。
ショップカードを使うメリットを紹介いたします。
ショップカードならユーザーにとってLINEアプリが入ったスマートフォンがあればよいため、紙のカードを持ち歩いたり、会計時にカードを出し入れしたりする必要がなくなります。
カードの紛失やカードを出す手間がなくなることで、利用率向上を期待できます。
ショップカードはLINE公式アカウントひとつで会員証を発行できるため、カードの発行コストがかかりません。また、同様にカードの在庫管理をする必要もなく便利です。
LINEショップカードは、公式LINEの友だち登録数を増やすための施策にも役立ちます。
ショップカードでポイントを付与するためには、LINE公式アカウントの友だち追加が必要です。そのため、自然な流れで友だち追加してもらいやすく、LINE公式アカウントの友だち数を増やすことができます。
LINE公式アカウントの「分析」機能で、ショップカードの発行数やポイント付与の利用状況を確認できます。
などを管理画面からリアルタイムで収集・分析できます。
ショップカードの利用状況を正確に把握することができるため、集客や販促施策における課題を見つけるのに利用できます。
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ショップカードの活用事例を紹介します。LINEショップカードを導入する際の参考にしてください。
東京都渋谷区に位置する「クライミングジムRec’s代々木」様では、再来店してくれる利用者が少ないという悩みを解消するために、LINEショップカードを使って、利用者の再来店率UPに向けた取り組みを行いました。
具体的には、「2ヶ月間以内に5回来店すると次回の利用料は全額無料」という特典を配信しました。これにより、会計時にショップカードを利用する顧客が急増し、リピート率が大きく改善しました。
大阪府にある温泉施設「蔵前温泉 さらさのゆ」様は、若い人たちに「お風呂の良さを知ってもらいたい」という悩みを解消するため、LINEショップカードを活用をしています。
「ポイントを貯められます」という案内をきっかけにLINE公式アカウントの友だち追加を促すという流れが確立でき、LINEショップカード導入前は1日平均5〜6人だった新規友だち数が、導入後は2倍に増え、ブロック率は導入前よりも減少しました。
ショップカードはLINE公式アカウントの管理画面から設定できます。
左メニューよりショップカードを選択します。
はじめにショップカードの「背景画像」と「色」を設定します。なお背景画像は設定せずに色のみを設定してカードを作成することもできます。
背景画像に利用できる画像のファイル形式・サイズは以下のとおりです。
ファイル形式:JPG、JPEG、PNG
ファイルサイズ:3MB以下
推奨サイズ:1920px 960px
色を設定する場合は、11種類から選ぶことができます。企業カラーやブランドカラー、お店の雰囲気にあったものを選びましょう。
ゴールまでのポイント数は、1〜最大50まで設定することができます。ゴールまでのポイント数は少なくすることが、ショップカード利用、再来店率を上げるコツです。
ゴール特典(必須)は、ゴールまでのポイント数まで貯めた際にユーザーに配布する特典です。例えば、ドリンク1杯無料、1,000円オフクーポンなど、ユーザーにメリットのある特典を設定します。
特典を設定するには、まず特典チケットを選択をクリックします。すでに特典を作成したことがある場合は、作成した特典チケットを選択します。設定したことがない場合、「特典チケットを作成」を選択します。
特典チケット名は特典の内容を30文字以内でわかりやすく入力します。
利用ガイドは、あらかじめ一般的な補足事項が記載されています。制限事項等の追加は自由に設定できますので、必要に応じて編集しましょう。
特典チケットには有効期限を設定できます。有効期限はチケット獲得日からの期間とまたは期限なしを設定可能です。有効期限はあとから変更できませんので、注意しましょう。
特典画像には、特典の内容を表す写真を設定します。特に画像を用意していない場合は、サンプル画像が4つ用意されていますので、利用することも可能です。
すべての項目を設定したら、保存を押して特典チケットの作成は完了です。
再度、作成した特典チケットを選択します。
ポイント特典とは、ゴール特典の前に設定する中間特典です。ゴールまでの中間目標として特典を用意することで、利用率を引き上げるきっかけとなります。
ゴール特典とは異なるものを設定するのがおすすめです。
カードの有効期限と有効期限の通知を設定します。ショップカード公開後には変更できませんので、注意しましょう。
カード取得ボーナスは、ショップカード登録時に自動で付与するポイントです。設定は任意ですが、最初にポイントを付与することで、ゴールまで利用しようとする意欲を高めることができます。
ポイント取得制限は、不正にポイントを取得することを防ぐための機能です。同日内、または指定時間内に連続してポイントを取得できないように設定できます。
ポイントカードの利用に関するガイドを設定できます。あらかじめ内容は入力されていますが、運用方針に合わせて編集が可能です。
すべての設定が終わったら、保存してカードを公開を押すとショップカードが公開されます。カードの有効期限、有効期限の通知は公開後に変更できませんので、念入りに内容を確認してから公開するようにしましょう。
ランクアップカードとは、ショップカードでゴールに到達したユーザー用のショップカードです。最初に作成したゴール特典とは別の特典を設定することができます。
例えば、ランクアップする度にブロンズカード、シルバーカード、ゴールドカードと、ゴールへ到達する度に会員ランクを設定し、会員ランクに合わせて豪華な特典を設定するという使い方ができます。
ランクアップカードを設定する方法は以下のとおりです。
左メニューより、カード設定より保存してランクアップカードを作成をクリック
するとランクアップカードの設定項目が表示されます。
ランクアップカードで設定する項目は以下の4つで、それ以外の設定項目は共通設定の内容が適用されます。
以上を設定したら、カードを更新をクリックして設定完了です。
ランクアップカードは、2枚目以降も設定することが可能です。会員ランクを設定し、ロイヤルカスタマーの育成を狙っていきましょう。
ショップカードを作成したら、ユーザーにカード配布し、利用してもらいます。主に3つの方法で配布することができます。
LINEショップカードは、リッチメニュー(LINEのトーク画面下部にある画像付きのメニュー)に表示可能です。ショップカードを利用していないユーザーには、ショップカードの取得画面が、利用中のユーザーにはショップカードが表示されます。
ショップカードをリッチメニューに表示するには、カード配布セクションより「リッチメニューを作成」をクリックします。
するとリッチメニューの設定画面に遷移しますので、ショップカードを設定したいリッチメニューを選択します。続いて、アクションの設定で「ショップカード」を選択すると、ショップカードへのリンクが自動的に設定されます。
もしまだリッチメニューを作ったことない場合は、以下の記事でリッチメニューの設定方法を紹介しておりますので、参考にしてみてくださいね。
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QRコードを読み込んだ際に、ショップカードの配布をおこなう方法です。QRコードを印刷してPOPを作成し、商品購入時に読み込んでもらうという使い方ができます。
また、作成したQRコードは「ショップカードの配布」または「ポイントの付与」両方の機能を持ちます。そのため、レジ横にQRコードを印刷したPOPをひとつ置いておくだけですので、使い分ける必要がないのもポイントです。
QRコードを作成するには、QRコードを印刷をクリックします。
画面が切り替わったら右上の作成をクリックします。
QRコード名や付与ポイント数、読み取り期限など各項目を設定します。
また、不正利用を防ぐため位置情報による制限、ポイント取得制限を設定しておきましょう。
すべての設定が完了したら「保存してファイルを表示」をクリックします。
すrと印刷用ポイント付与QRコードをダウンロードする画面が表示されますので、必要なファイルをダウンロードして印刷しましょう。
なおこのQRコードはポイント取得にも使われます。QRコードをスキャンすると来店しなくてもポイントを取得できてしまうため、SNSやブログなどに掲載しないように注意しましょう。
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LINE公式アカウントのメッセージの一斉配信やチャット、メール、SNSを通じてショップカードの取得用URLを送信する方法です。URLをクリックしてもポイントは付与されませんので、オンラインに掲載するのに向いています。
URLを取得するには、カード配布の「カード取得用URL」の横にあるURLをコピーします。コピーしたURLを用いてメッセージやSNSなどで配布します。
ショップカードを効果的に運用するコツを紹介します。
ショップカード取得時に、初回ボーナスとして通常よりも多めにポイントを付与するようにします。ショップカードに登録することのお得感を演出し、友だちを増やすきっかけにすることができます。
特典を受け取るまでに必要なポイント数は、低めに設定するのがおすすめです。初回ボーナスと合わせて少ない回数でポイントが貯まるということを伝えることで、再来店の促進や友だち追加をしてもらいやすくなります。
ゴール到達前に中間ポイントの特典を用意することも効果的です。ゴールを10ポイントに設定している場合は、5ポイントを貯めた場合にも特典をつけるなど、段階的に特典を用意することで再来店をするモチベーションを維持することができます。
ランクアップカードを活用してランクごとに異なる特典を設定することで、再来店のメリットを作ります。例えば、「シルバー会員ならいつでも5%オフ」「ゴールド会員ならいつでも10%オフ」のように、ランクに応じた特典を用意すると効果的でしょう。
LINE公式アカウントのショップカード機能は、ポイント付与や特典配布、管理をLINEアプリ上でおこなうことができるデジタルのポイントカードです。ショップカード機能を活用することで、再来店促進、リピーター育成を狙うことができます。
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Micoworks株式会社
ビジネスマーケティング部 Director
大手Web制作会社にてチーフデータアナリストとして、DMPの構築および活用支援、広告運用の業務に従事。マルケトではシニアビジネスコンサルタントとして業種業界を問わず、大手企業から中小企業まで、MAツールの導入や戦略構築支援を行う。 その後、複数の事業会社で大規模カンファレンスの企画運営や、オウンドメディアの構築などのマネジメント、アジアパシフィック地域のマーケティング戦略立案や広報活動など幅広い業務を経験し、現在に至る。
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