LINE公式アカウントを複数店舗・支店で管理する方法を徹底解説

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LINE公式アカウントを複数店舗・支店で管理する方法を徹底解説

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LINE公式アカウントを複数店舗や支店で運営したい企業のみなさまは、以下のような悩みをお持ちではないでしょうか。

  • 全店舗の設定や運用を統一したい
  • メッセージ配信は店舗ごとやエリアごとに行いたい
  • 運用にかかるコストを抑えたい
  • 店舗ごとに運用効果を計測したい

そんなお悩みを抱える方に向けて、この記事ではLINE公式アカウントの複数店舗で運用する方法を詳しく解説します。

 

LINE公式アカウントを複数店舗・支店で活用する際の課題

LINE公式アカウントを複数の店舗や支店で活用する際には、いくつかの課題が浮上します。これらの課題を理解し、適切に対処することが、成功への第一歩となります。

顧客データが分断される

各店舗・支店でアカウントを発行し運用する場合、顧客データは各店舗のアカウントに紐づきます。そのため、会社全体で顧客データを横断的に管理・活用が難しくなります。

アクセス権限の管理

LINE公式アカウントの運用には、個人情報を取り扱います。誰がどの情報にアクセスでき、どのような操作を行えるかを適切に設定する必要があります。不適切な権限設定は、情報漏洩やミスコミュニケーションのリスクを高めます。

地域特性への対応

店舗が立地する地域によって顧客ニーズが違うことがあります。顧客のニーズに応えるためには、同じブランドでも地域の特性に合わせた施策を打つことが重要です。

運用業務の複雑化

店舗ごとに個別対応する場合、その分メッセージの内容を考える必要があり業務量が増えます。各店舗での個別対応と全社的な施策のバランスを取りつつ、店舗の現場スタッフに負担がかかりすぎないように効率的な運用を実現することが求められます。

これらの課題に対処するためには、適切な運用方法の選択と権限管理が不可欠です。次のセクションでは、複数店舗でLINE公式アカウントを運用する具体的な方法について解説します。

複数店舗でLINE公式アカウントを運用する方法

LINE公式アカウントで複数店舗で運用する方法は、主に3つあります。

  • 全店舗共通のアカウント1つで本部のみが運用
  • 店舗ごとにアカウントを作成し店舗ごとに運用
  • 共通アカウントと各店舗アカウントを作成しグループ機能で運用する方法

それぞれの方法のメリットとデメリットを把握し、自社の状況に合わせて最適な方法を選択することが重要です。

全店舗共通のアカウントのみで運用する方法

この方法は、1つのLINE公式アカウントを全店舗で共有して運用する方法です。メリットとデメリットをご紹介します。

<メリット>

  • 全店舗の顧客を一元管理できる
  • 本部のみで運用するためコストを抑えられる
  • ブランドイメージの一貫性を保ちやすい

<デメリット>

  • どの店舗に対しても同じ情報を提供することになり適切な情報を出しにくい
  • 地域特性に合わせたコミュニケーションが難しい

店舗ごとにアカウントを作成する方法

各店舗がそれぞれ独自のLINE公式アカウントを持つ方法です。

<メリット>

  • メッセージやリッチメニューなど各店舗に最適な情報を提供できる
  • 地域特性に合わせたきめ細かいコミュニケーションが可能

<デメリット>

  • 各店舗がアカウント運用するためコストが高くなる
  • 顧客データがアカウントごとに蓄積されるため、全体最適が難しい
  • ブランドイメージの一貫性を保つのが難しい

グループ機能を使って、共通アカウントと店舗ごとのアカウントを作成する場合

LINEのグループ機能を活用し、全社共通のアカウントと各店舗のアカウントを一元管理する方法です。全社と各店舗のユーザーがそれぞれアカウントを作成しますが、メッセージやリッチメニューの一括操作をすることができます。

管理者権限を持つユーザーのみが、グループを作成できます。1つアカウントが作成できるグループの数は100までで、1つのグループには最大5,000アカウントが所属できます。

<メリット>

  • 同じグループに所属しているアカウントに対し、一括で同じメッセージを作成・配信できる
  • リッチメニューなど、複数のLINE公式アカウントに同じ設定を同時に行える
  • グループで設定したメニューの統計情報が確認できる

<デメリット>

  • 絞り込み配信ができない
  • 全社のマーケティング施策と連動した配信がしにくい
  • 各アカウントごとに友だちを集客する必要がある

以上、LINE公式アカウントを複数店舗で活用する方法を紹介いたしました。

次のセクションでは、1つのアカウントで店舗別に権限管理を行い、店舗ごとの特徴を出す方法について詳しく解説します。

1つのアカウントで複数店舗を店舗別に権限管理をする方法

複数店舗でLINE公式アカウントを運用するならLINEの機能拡張ツール「MicoCloud」。1つのアカウントで運用するメリットと、複数人で運用するメリットを掛け合わせた機能が特徴で、複数店舗の運営をもっと有効活用・効率化します。

拠点別権限管理

拠点別権限管理は、各店舗や支店ごとに権限を設定する機能です。

例えば、以下のような設定が可能です。

  • 本部:友だち追加してくれた全ユーザーへの配信・情報閲覧が可能
  • 各店舗:自店舗のユーザーのみに配信・情報閲覧が可能

複数のLINEアカウントを作成することなく、一つのアカウントで権限管理できる点がメリットです。店舗ごとに権限を分けつつ、友だちの集客や顧客を一元管理できます。

ユーザー別権限管理

一つのアカウントで担当者ごとにアカウント発行・権限管理ができる機能です。権限によって閲覧できる情報を切り分けることができます。

  • 本部社員:アカウントに登録された全顧客
  • 店長:自店舗が管轄する顧客全員
  • スタッフ:自身が担当する顧客のみ

他にも、チャットでのやりとりで使われるアイコン(プロフィール画像)を切り変える機能もあります。

拠点別・スタッフ別ダッシュボード機能

ダッシュボード機能は、拠点別、スタッフ別に柔軟にデータ分析ができる機能です。

  • 各店舗ごとの分析
  • スタッフ別の分析

どの店舗のどの施策がよかったかなどを、分析できるようになります。

複数店舗でLINE公式アカウントを利用している事例

実際に複数店舗でLINE公式アカウントを活用している企業の事例を見てみましょう。

医療法人社団 育麗会 椿クリニックグループさま

グループ内の店舗ごとで複数のアカウントを所持してそれぞれで管理運用していたため、情報発信に関して全体で行うキャンペーンの配信をする際に各店舗ごとに連携が必要など効率よく運用ができていませんでした。

MicoCloudの導入によって、1アカウントで複数店舗を一元管理を実現し、運用の効率化や顧客インサイトに沿ったセグメント配信などを実現しました。

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まとめ

LINE公式アカウントを複数店舗で活用・管理する方法を紹介いたしました。

複数店舗でアカウントを運用する方法は複数あり、いずれもメリット・デメリットが存在します。

弊社が提供するMicoCloudは、複数店舗でLINE公式アカウントを効果的に活用する機能を備えています。複数拠点でLINE活用を検討中であれば、ぜひお問い合わせください。

この記事の著者

大里 紀雄Norio Osato

Micoworks株式会社

ビジネスマーケティング部 Director

大手Web制作会社にてチーフデータアナリストとして、DMPの構築および活用支援、広告運用の業務に従事。マルケトではシニアビジネスコンサルタントとして業種業界を問わず、大手企業から中小企業まで、MAツールの導入や戦略構築支援を行う。 その後、複数の事業会社で大規模カンファレンスの企画運営や、オウンドメディアの構築などのマネジメント、アジアパシフィック地域のマーケティング戦略立案や広報活動など幅広い業務を経験し、現在に至る。

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