不動産業界のLINE活用事例|反響獲得や商談化率を改善する方法とは

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LINEビジネス

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不動産販売や仲介などの不動産業界において、LINE公式アカウントの導入が増加しています。

 

この記事では不動産業界におけるLINE公式アカウントの活用事例や活用方法について紹介いたします。

目次

不動産業界でLINE公式アカウント活用が重要な理由

不動産業界のLINE公式アカウント活用

不動産業界において従来のメールや電話での営業活動ではコミュニケーションが取りづらくなっており、新しいコミュニケーション手段が求められています。

また、近年Web上でユーザー自身が情報を収集するようになり、新規顧客の集客も難しくなっていることも課題です。従来のように広告やポータルサイトから流入する顕在層にアプローチする手法から、ユーザーと中長期でつながり関係値を高めるコミュニケーションを取る重要性が高まっています。

その中で注目されているのがLINE公式アカウントです。LINE公式アカウントは日本人口の7割以上が活用し、世代、職業問わず幅広いユーザーが利用しています。時間を問わず気軽にコミュニケーションが取れ、中長期でアプローチがしやすいビジネス向け機能が備わっています。

不動産業界でLINE公式アカウント活用するメリット

不動産業界でLINE公式アカウントを活用するメリットを解説いたします。

LINEはメールよりも開封率が高い

LINEはメールよりも開封率が高く、メッセージをすぐ見てもらえることが特徴です。

不動産会社はメールが届いていない、他のメールに埋もれてしまうという課題に直面しています。一方、LINEはブロックされない限りメッセージが届き、メッセージ配信を受け取るとプッシュ通知が届くため、メールよりも見てもらえる可能性が高い傾向にあります。

利便性が高い

LINE公式アカウントは、企業とユーザーどちらの視点でも利便性が高いサービスです。訪問や電話では不動産会社の営業時間を選ぶ必要がありますし、メールや問い合わせフォームでは時間を選ばない一方、気後れや面倒臭さを感じてしまうかもしれません。

LINEは気軽に連絡ができるツールであり、時間を問わずに問い合わせをできることからお客さまの都合の良いタイミングで連絡をいただけるようになります。

見込み顧客の管理がしやすい

LINE公式アカウントのチャット機能は見込み顧客の管理に使えます。チャットにはタグ機能を使って会員/非会員のように顧客を分類をしたり、ノート機能で会話した内容をメモしたりすることができます。社内での引き継ぎが楽になりますし、お客さまの立場で考えても、伝えた内容がしっかりと引き継がれていれば安心できます。

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顧客属性やニーズに合わせてメッセージの絞り込み配信ができる

LINE公式アカウントでは、友だちの属性に合わせてメッセージ配信の絞り込みが可能です。絞り込み方法は2つあり、1つはLINE公式アカウントでデフォルトで用意されている「性別」「年齢」「居住エリア」「友だち期間」「OS」の5つの属性に絞った配信、もう1つはオーディエンスと呼ばれるセグメントを自身で設定する方法です。

オーディエンスには、「友だち追加経路」や「チャットタグ」などを活用し、独自のセグメント(例:A店舗担当、東京エリア、マンションなどの分類のこと)を構築することができます。セグメントごとに配信するメッセージの内容を変えられるため、お客様のニーズに合った情報を届けられます。

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不動産業界におけるLINE公式アカウントの機能と活用方法

不動産業界でのLINE公式アカウントの主な使い方を紹介します。

メールやチラシの代わりとなる「メッセージ配信」

メッセージ配信はメールのようにメッセージを一斉配信する機能です。不動産業界では、物件案内やキャンペーン、イベントの告知などの情報を配信する際に活用されています。

また、メッセージ配信機能をチラシ代わりに活用する企業も多く、チラシの作成/配布コストを削減することもできます。

顧客対応を効率化する「LINEチャット」

LINE公式アカウントのチャット機能は、お客さまと1対1でメッセージのやり取りをする機能です。

不動産業界では、相談や物件が決まったあとのやりとりで活用されています。電話のように時間や場所を選ばず、メールよりも日常的に開くLINEを活用するため、スムーズにコミュニケーションできるようになります。

物件検索やお問い合わせの導線が作れる「リッチメニュー」

リッチメニューはトーク画面下部に固定で表示されているタップ可能なメニューで、設定したリンク先へ誘導することができます。

例えば、不動産業界では物件検索やお問い合わせ、よくある質問などへのリンクがよく使われています。また、リッチメニューはお客さまの利便性向上だけでなく、物件検索やお問い合わせなどの反応率が高いこともメリットです。

物件案内に最適な「カードタイプメッセージ」

カードタイプメッセージはカルーセル形式のメッセージで、一度に複数のカードを紹介できます。不動産業界では主に物件案内等で活用されており、複数の物件情報から気になる物件を見つけてもらい、お問い合わせにつなげます。

LINE公式アカウントの料金プラン

LINE公式アカウントの開設費用は無料です。料金プランは無料・有料プランが用意されており、メッセージの配信数によって料金プランを選べるようになっています。

引用:「LINE公式アカウント料金プラン」LINEヤフー株式会社

詳しい料金プランは以下の記事をご確認ください。

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LINE公式アカウントの料金プランを徹底解説。運用費用を抑える方法とは?

LINE公式アカウントをさらに効果的に活用するなら

LINE公式アカウントは豊富な機能が実装されていますが、ツールを活用することでさらに高度な施策を実施することができます。

  • データ連携による顧客の見える化
  • ステータスに合わせたリッチメニューの出し分け
  • Webサイトのポップアップ
  • Webサイトの行動ログを活用した配信

それぞれ解説いたします。

ユーザーの希望条件に合わせた物件案内

MicoCloudはアンケート機能により収集した回答をユーザーと紐づけることができます。

例えば、アンケートにより「戸建て/マンション」「希望エリア」などのニーズを収集し、ニーズに合わせたメッセージを配信可能です。また、回収した条件をもとにリッチメニューの出し分けも可能です。

このようにお客さまに一人ひとりのニーズに適した情報を提供することで反応率アップやコスト削減を期待できます。

管理システムとのデータ連携により営業活動に顧客情報を活用

MicoCloudはデータ連携機能を備えており、不動産会社が利用してる顧客管理システムとLINEで収集したデータを連携可能です。

例えば、LINE公式アカウントで収集した希望条件や顧客ニーズを管理システムと連携すると、その情報をもとに営業活動を効率的にできるようになります。

広告からWebサイトに訪れたユーザーとLINEでつながりコミュニケーション

Webサイトに訪れたユーザーに対してポップアップを表示し、LINEの友だち登録をうながす機能があります。

実は、広告費をかけてWebサイトに集客しても、9割以上が離脱しています。Webサイトに訪れた温度感の高いユーザーとLINEでつながり、適切なコミュニケーションを取ることで獲得効率を高めることができます。

物件の閲覧履歴を元にしたメッセージ配信

Webサイトの閲覧情報を活用してメッセージ配信を実現するWEBタグ機能を備えています。

例えば、自社のWebサイトの特定の物件ページを閲覧したというデータを取得可能で、後日、同じ物件をリマインドしたり、同じような条件の物件をリコメンドするような使い方が可能です。

不動産業界のLINE公式アカウント活用事例

不動産業界ではLINE公式アカウントを活用してどのような成果が出ているのでしょうか。

弊社が支援させていただいている不動産業界の活用事例をご紹介します。

検討度の高い顧客を獲得とニーズに合わせた配信で反響数が4倍に

三井不動産グループの一員として、日本の木造建築を牽引するハウスメーカーの三井ホーム株式会社。コロナ禍以降、Web上で住宅メーカーを比較検討し、展示会場へ訪れずにメーカーを決めるというユーザー行動の変化に合わせて、SNSの活用を進めていました。

LINE公式アカウントを活用したアンケートを実施し、顧客の興味関心を可視化。検討度の高いユーザーの獲得とセグメントごとに適した情報を発信し続けることでCV数4倍という成果がでています。

▼事例

検討度の高いユーザーとつながりCV数は4倍に お客様の行動の変化に合わせて始まったLINEマーケティング

基幹システムとLINEデータの連携により顧客ニーズを可視化し営業活用 

「家族の健康を守る家づくり」を理念に掲げ、福岡を中心に展開する注文住宅メーカーの悠悠ホーム株式会社。LINE公式アカウントをSalesForce(以下、SF)と連携し、顧客管理の一元化を図っています。

メッセージへの反応、資料請求や来場予約などのアクションデータがSFのログとして記録され、後の営業活動に活用できる仕組みを構築しています。

▼事例

電話、メールに次ぐ新たな非対面営業ツールとしてLINEを活用。顧客データを可視化し、お客様のニーズを捉えるオンライン営業改革

消費者変化に合わせたコミュニケーションで顧客獲得単価が他媒体の半分に

関東を起点に全国展開を進めている、創立40年以上のハウスメーカー株式会社アイダ設計。オンラインでの反響獲得を目的にLINE公式アカウントを活用しています。

Webサイトに訪れたユーザーとLINEでつながり、欲しい情報を見つけられるようにメッセージやリッチメニューに工夫をすることで、顧客獲得単価は他の施策の半額以下になっています。

▼事例

反響獲得CPAが他媒体と比較して約半分に。必要不可欠だったのは消費者の変化に合わせたコミュニケーションのあり方

希望条件やエリアごとに配信を分けて新規顧客獲得が増加

新築住宅・不動産事業・リフォーム・保険まで、住まい作りを幅広い範囲でサポートするライフデザイン・カバヤ株式会社。

しかし公式ツールだけでは十分なセグメント管理ができず、お客様へのメッセージは同じ内容を一斉に配信していたため、効果測定も十分におこなえていませんでした。

MicoCloud導入後はセグメント分けを効果的におこない、分譲住宅や土地の情報をエリアごとに分けた配信を実施。「LINEを見た」というお客様からの問い合わせ増に成功しました。

▼事例

MicoCloudの導入で住宅メーカーが新規顧客の獲得を目指す!

流入経路ごとに成果を分析し細かなセグメント配信に対応

三井不動産グループ発の新規事業の開発・推進を担う株式会社ShareTomorrow。

発行するQRコードごとにタグを発行し、流入経路を分析。それまでは対応できなかったマーケティング効果の測定が可能となりました。

また手動で行なっていたタグ付けの自動化により、膨大な人数の友だちへのセグメント配信が実現し、運営の省力化と配信の効果アップを両立させています。

▼事例

不動産MaaSの事業拡大でMicoCloudを導入!顧客情報に合わせた最適な情報発信へ

まとめ

不動産業界において多様化するニーズに対応するためには、従来の営業手法、マーケティング手法を変えていく必要があります。

LINE公式アカウントは不動産業界のビジネスと相性がよく、活用をする企業が増えています。また、LINE公式アカウントをさらに有効活用するならLINEマーケティングツールのMicoCloudもご検討ください。

MicoCloudは不動産業界に適した機能が備わっているだけでなく、LINE公式アカウントの運用支援もおこなっています。LINE公式アカウントを運用したいがノウハウがない、リソースがないという場合はぜひお声がけください。

この記事の著者

大里 紀雄Norio Osato

Micoworks株式会社

ビジネスマーケティング部 Director

大手Web制作会社にてチーフデータアナリストとして、DMPの構築および活用支援、広告運用の業務に従事。マルケトではシニアビジネスコンサルタントとして業種業界を問わず、大手企業から中小企業まで、MAツールの導入や戦略構築支援を行う。 その後、複数の事業会社で大規模カンファレンスの企画運営や、オウンドメディアの構築などのマネジメント、アジアパシフィック地域のマーケティング戦略立案や広報活動など幅広い業務を経験し、現在に至る。

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